ローレン・ウォーク『この海を越えれば、わたしは』読了
2018年スコット・オデール賞受賞作です。
主人公の少女クロウは、生まれてすぐに海へ流され小さな島にたどり着きます。
そこで、オッシュという孤独な男に育てられます。
十二歳のクロウは、自分の生まれた所はハンセン病患者の療養所があった島だったのでは…と思い、自分の過去を探す決心をします。
周囲の偏見や差別に負けず、強く賢く育ったクロウがとても立派で魅力的です。
そして愛情深いオッシュといつも温かく支えてくれるミス・マギーの二人がクロウのそばにいてくれて、本当によかった…。
クロウの自分探しの旅とからめて、母親が残した宝物探しも加わってワクワクするような展開で、最後までぐいぐい引き付けられるストーリーでした。
読後感も爽やかです。
とてもいい本でした。
読書感想文を書くのに、ぴったりな本かもしれません(^^)