辻村深月さん『家族シアター』読了。
読んでいてつらいところもありましたが、最後はやっぱり家族っていいな…と思える本でした。
7つの短編が載っています。
それぞれの家族模様があり、どのお話もよかったのですが、前半よりも後半の短編の方が、より読後感がよかったです。
家族って関係が近すぎるだけに難しいこと、ややこしいことがありますよね。
ストレートな感情をぶつけてしまったら、その後どう修復していこうかと気をもんだりすることも…。
私も数年前までは長女との関係に難しさを感じることも多く…。
もう一度子育てをやり直せたらなぁ…なんて思うことも(-_-;)
いろいろあるけれど、でもやっぱり家族の絆は強くてあたたかい!
この本はそんな気持ちにさせてくれる短編集でした。
それにしても、神戸で働いている長女はラインの返事がすぐ来るのに、東京にいる次女は本当になかなか返してくれない(>_<)
一緒に暮らしている時は、衝突することが多かった長女ですが、ラインや電話のやりとりは次女とは比較にならないくらいに今は頻繁。
次女は生存が心配になるほど音信不通になることも…(-_-;)
姉妹でも全くちがうところが面白い。
しかし、近隣の図書館が閉館になってしまった(>_<)
しばらくは、我が家のまだ読んでない本を読むことにしましょうかねぇ。
図書館が閉館になるさみしさを味わうことになるとは…。